最強の防水透湿素材『GORE-TEX』について徹底解説
一度は耳にしたり、見た事があるであろう『GORE-TEX』(ゴアテックス)という言葉。
今回は「ゴアテックスってなに?」という方や「防水の素材ということだけは知っている」という方のために
『GORE-TEX』について詳しく解説していきます。
GORE-TEX(ゴアテックス)とは?
まずはゴアテックスとはどういう物なのかについて触れていきたいと思います。
ゴアテックスとは、ゴア社が開発した『高機能防水透湿素材』の名称です。
そして、このゴアテックスの中でも大きくこちらの2種類に分かれます。
- GORE-TEX プロダクト(防水)
- GORE-TEX INFINIUM プロダクト(非防水)
よく見る黒いタグが「GORE-TEXプロダクト」最近多い白いタグが「GORE-TEX INFINIUMプロダクト」となります。
本記事では1番目の『GORE-TEX プロダクト』について詳しく解説していきます。
『GORE-TEX INFINIUMプロダクト』については別記事で詳しく解説していますのでこちらをご覧下さい。
GORE-TEX PRODUCT(ゴアテックスプロダクト)とは?
先ほど解説したように、ゴアテックスプロダクトは「防水透湿素材」です。
防水はイメージできると思いますが、透湿とは?という方もいると思いますので、まずはゴアテックスの三大機能をご説明します。
- 防水性・・・雨や雪から体を守り、濡れることを防ぐ。
- 透湿性・・・汗による水蒸気を外に排出し、長時間着用してもドライで快適に過ごすことが出来る。
- 防風性・・・強風や冷たい風から体を守り、体温の低下を防ぎます。
防水性は名前の通り、水から濡れることを防ぐ役割ですので、雨の日や雪の日でも中の衣服や足元が濡れることはありません。
防風性も字の通りですね。風を防ぐ役割です。
では透湿性とはなんなのか。それは蒸れを外に逃す役割です。
イメージしやすい例として、コンビニなどで売られている雨具(カッパ)を長時間着用すると、中がジメジメとするような、濡れているような感覚になります。それが衣服内が蒸れているということです。
ゴアテックスプロダクトは水滴よりも小さく、水蒸気よりもはるかに大きな穴が無数に空いているため、雨や風は通すことなく、水蒸気だけを外に排出することで蒸れを軽減し、長時間着用していても快適に過ごすことが出来るのです。
こうした機能が高いレベルで備わっているからこそ、アウトドアでも安心して着用することが出来るということです。
以上がGORE-TEX PRODUCTの性能になります。
もっと細かく知りたいという声があれば、より細かく別記事にて解説させていただきます。
GORE-TEX PRODUCTの種類について
ゴアテックスプロダクトの中でもいくつか種類がございます。
- GORE-TEX
- GORE-TEX PRO
- GORE-TEX ACTIV
- GORE-TEX PACLITE
- GORE-TEX PACLITE PLUS
- GORE-TEX PERFORMANCE
- GORE-TEX SHAKEDRY
GORE-TEX
- アウトドアからタウンユースまで幅広く対応したモデル
- 快適性と防護性に優れ、毎日使うことを想定
GORE-TEX PRO
- GORE-TEXプロダクトの中で最も耐久性に優れている
- 本格的なアウトドアでの使用を想定した機能性
- より優れた透湿性
- 独自の3層構造仕様
- モデルによってストレッチ機能あり
GORE-TEX ACTIV
- より優れた透湿性
- GORE-TEXプロダクト中最軽量3層構造
- ランニングなどの有酸素運動にも適している
GORE-TEX PACLITE ・PACLITE PLUS
- コンパクトに収納
- 2.5層構造で軽量で持ち運びに特化
- 優れた透湿性
- 普段の持ち運びに適している
- パックライトプラスはより耐久性にも優れている
GORE-TEX PERFORMANCE
- 登山やスキーなど幅広い使用を想定
- 長時間着用していても、透湿性を維持
- 2層と3層構造があり、さまざまな使用が可能
- インサレーションを入れることで保温着にも
GORE-TEX SHAKEDRY
- 表地がメンブレンで出来ている
- GORE-TEX中最も優れた透湿性
- 軽量でコンパクト
- メンブレンが表地のため、撥水性が非常に高い
- 扱いが少し難しい
まとめ
いかがだったでしょうか?
ゴアテックスと一括りに言っても、蓋を開けるとここまで種類があるのは驚きですよね。
この記事を参考に、目的にあったアイテムを探す参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。